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優作のリミックスとそれにまつわる雑記

トラックメイカーの中でも一番仲がいい優作(Soleil Soleil)がRemixを作ってくれました。素直に嬉しい・・・以下非常にどうでもいい思い出話

 

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 優作と知り合ったのは僕が19のときであり、möscow çlubのフロントacidkazz氏を介してだった。当時おれはインディ色の強いギターポップの界隈によく遊びに行っていた。音楽をやる、と言ったら頭に浮かぶのはバンドであったし、audacityとDominoを駆使して宅録の真似事はしていたもののそれ以上でも以下でもなかった。今思うと、デカデカと「OMEGA BOY」と書かれたCD-Rを優作に手渡されたのは、ある意味で人生の転機だったように思える。

 

 その頃ちょうど”チルウェイブ”と呼ばれる音楽が流行っていた。言葉の定義としてはガバガバなものであり、それは自分が通過していないジャンルの発想で作られている作品をたくさん聴くきっかけになった。ギターメインで作られた音楽ではないものに強く興味をもったのも正直この頃であったように思う。大学にはほとんど行かなくなり、とにかく沢山の音楽を聴いた。そしてサンプリングという制作手法に魅せられた。僕はレコードを買うようになった。

 

 「OMEGA BOY」と書かれたCD-Rの曲達はELECTRIBE MXメインで作られていた。同世代のやつが一人で音楽を作っているのは実に刺激的で、自分も作ってみたいと思い始めるようになった。大学に入って二年が経過した。友人と作った草野球チームは楽しく、とくに退屈はしていなかったが、どこかもやもやした気持ちがあった。入学当初に入りそびれた大学の音楽サークルではやりたいことはできそうにないように思えた。モラトリアムをこじらせているうちに留年が決まっていた。たいした額でもないのに金がなさ過ぎてローンを組んでDAWを購入した。in the blue shirtという名義でsoundcloudのアカウントを作成し、曲を作り始めた。

 

 DTMをはじめて一年半、fogpak#7のTomggg氏の”fizz”という曲に強い感動を覚え、fogpak#8への参加を決意。そしてこの曲が出来た。fogpakの拡散力は想像以上のもので、”知り合いの範囲を超えて、知らない人が自分の曲を聴いている”実感があった。そんなことは初めてだった。

 

 インターネットにアクセスすればいくらでも素晴らしい音楽が聴けるし、わざわざ自分で作る意味なんてないようにも思える。店で食う飯のほうがいいに決まっているが、それでも自分の作った飯は美味い。音楽もそうで、クオリティ云々を抜きして自分で作ったものというのは特別なものだ。

 

 僕はこれからもしばらくは音楽を作るつもりである。いいものができれば嬉しいし、できなくてもそれはそれで楽しい。